8月10日
ひさびさに夜行バスで実家に帰宅。お盆休み初日に早起きして混雑した新幹線に乗ることを考えれば、会社帰りにそのままバスに乗って自宅近くまで行ける夜行バスの方が楽だったりもする。半額だし。ただし毎回ほぼ一睡もできないのだけれど。

まだ空が真っ暗なうちに到着。自宅で母親が開口一番「おばあちゃんの具合が悪いから、できれば会いに行って欲しい」という。少し家でゆっくりしてから母の運転する来るまで祖母の家へ。道中、癌だけどもう手術はできないこと、あと一ヶ月と言われていること、ステロイドを投与されていること、その影響で食欲もあり元気なこと、母の姉が心配で泊まりっきりで看病していることなどを聞いた。

祖母はわたしの顔を見ると、涙が溢れ出してわーわー泣き始めた。お土産に持ってきたカステラを一緒に食べた。思ったよりも元気そうだった。「一ヶ月と言われているけどすごく調子がいいし、もう少し生きられるのでは」と話していたが、本人はそれがステロイドに依るものだということを知らない。遺影の写真はどれがいいか、自分が死んだら家をどうするか、など話を聞いているうちにわたしも泣きそうになってしまった。自分がもうすぐ逝くとわかっていて生きているのはどんな気持ちなんだろう。あまり長居すると体力を使わせてしまうので、1時間もしないうちにその場を後にした。

夕ご飯に家族でお寿司を食べて、渋滞に巻き込まれないように夜遅くに草津へ。途中でわたしが高校時代よく通っていた古本屋に行って小説を物色。女性作家の本が読みたいなと思い、山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」、柚木麻子「本屋さんのダイアナ」をチョイス。2冊で300円ほど。

8月11日-14日
関東地方は8月に入ってから10日連続の雨らしく、草津で過ごした数日間もずっと雨だった。出かけるのも億劫になり、避暑地らしい涼しい気温の中、雨の音を聞きながら、お風呂・ごはん・読書・ビール・昼寝・おやつの繰り返しで1日が終わる。(という話を京都に帰ってから友人たちに「夏休み何やってたの?」と聞かれた際に話すと「それもう完全に理想のやつやん」と口々に言われた。)

8月15日
誕生日。朝食にホットケーキを焼いてもらう約束をしていたものの、早起きに成功したため「IKEAでも行くか!」ということになり車を走らせIKEAへ。誕生日の朝にザリガニを食べるとは。特に何を買うでもなく、ひととおり新居ごっこをしてホットドッグを食べて帰宅。
ゴロゴロしているとベジさんから「これでちょうどプライム会員になれる金額ですね。」というメッセージとともに3,900円分のamazonギフトカードが届いて笑う。うれしくておかしくて笑う。
わたしは前日から体調が悪く、ケーキも食べられず誕生日を終える(後日食べた)。

8月17日
京都に戻る。友人から誘われて飲みに。とても嬉しいニュースを聞く。近所でさくっと一緒にビールを飲んでくれる友人は本当に大切。

8月18日
高田さんと飲みに行って、日頃納得いかないこと(仕事に関係することは一切無いです)や祖母の話を聞いてもらう。わりと人生に関する真面目な話をしていたはずなのに、2軒目に行く頃には毎度おなじみ「パソコン通信」の話に。村上春樹「騎士団長殺し」を読了済みとのことなので貸してもらう。「第1部 顕れるイデア編」「第2部 遷ろうメタファー編」という副題を見て「イデアwwメタファーwww」と酔っ払った勢いで爆笑して帰宅。

8月21日
二郎(84歳)の屋台へ。ちょっと間が空いたからかまた顔を忘れられている。1時間くらい経ってから、「あんた…もしかしてヒロちゃんか…?」と聞かれる。通常営業、いつも通りだ。この場所で仲間と過ごすことが本当に尊い。

8月24日
親友と韓国料理屋へ。妊娠7ヶ月を迎えて急にお腹が大きくなっていた。昔からガリガリだった彼女がふっくらしていて母性を感じる。それにしても出産ってこわい。何事もありませんように。

8月29日
本質の会。この夏あったことなどを話し合う。小野さん家の猫が可愛すぎるし、小野さんは猫に甘すぎる。「ダメでしょ!」って言いながらニヤニヤしている、ダメなのは君の方や。手作りのオムライスと王将のおかずがテーブルの上いっぱいに並び、4人で食卓を囲むのはいつも幸せすぎる。

8月30日
敬愛する大山卓也さんのツイートを観て、映画「ベイビードライバー」を鑑賞。なんてこった。優勝だ。良いシーンがあり過ぎる。

8月31日
郵便受けの上にサンローランの口紅が放置されているのを発見する。わりと可愛目の色で、蓋がないところが生々しい。夏の終わりを感じる。

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