今日あたりはたった一人
“ランチに繰り出してみる”ことも
“満員の地下鉄に乗る”も
大事なことなんだと
思えている

ー広末涼子「プライベイト」

広末涼子を見るとなんだかギョッとする。それは映画「秘密」のラストシーンで見せた表情とか、常に自分を第三者的な目線から見ている雰囲気とかに起因しているのだと思うけど、とにかくちょっと同じ人間じゃない感じがする。

特にこの曲はすごい。昔からなんか怖い曲だなーと思っていた。とても生身のアイドルの歌に聴こえなくて、ものすごく極端にいうと、幽霊が歌ってるみたいなんだ。このビデオとかも、まるでいなくなってしまった女の子を見ているような心地になる。

この曲がリリースされた当時、広末涼子18才。そして曲を提供したのが、椎名林檎20才。
わたしは彼女らより年下だけど、発売当時は「20才の女性歌手が、18才の女優にこんな曲を書けるのか」と驚いた。そしてリリースから16年たった今、たぶん未だに他に例を見ていない。

今週は仕事が大詰めで、コンビニで買ってきたお世辞にも美味しいとは言えない夕飯を口にしながら、パラパラとめくっていた雑誌に椎名林檎のインタビューが載っていて、

「男になんてわかってたまるか」という気持ちはある

という一文を読んで、ああ良いなぁと思った。

椎名林檎自身が歌う、この曲のデモverもとてもいいのでぜひ。

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