2012年は本当に音楽にお金を使わない年でした。iTunesで支払ったのは2011年の1/3くらいで、CDも全然買っていない。そして正直、何が良かったかと言われるとあまりパッと出てこない。と、いう話をまわりの音楽好きにすると皆同じように思っていたらしいのだけれど、それが何故なのかよくわからない。
your unknown music.のFacebookページを担当しているので、Pitchfork, Stereogum, Gorilla vs Bearあたりの海外音楽メディアと、ナタリー, ro69, amass, private dub(閉鎖残念です)あたりの日本音楽メディアをチェックして、良さげな新曲やMVをほぼ日くらいでアップしてます。おかげさまでたくさんの方に見ていただいていて、反応があるととてもうれしいです。
個人的にはSoundCloudで音楽をチェックすることが増えました。有名どころをfollowして彼らの新曲をチェックするのもいいのだけれど、何が楽しいってtofubeatsくんやオカダダさんのLikeしたトラックを辿ること。良い音楽に対する彼らの嗅覚ってやっぱ凄くって、わたしにはあんな曲たちは探してこれない。
2012年によく聴いたアルバムと曲たちです。
“Gossamer” – Passion Pit
一番よく聴いたアルバムはPassion Pit “Gossamer”でした。総再生回数約800回。キラートラックの”I’ll Be Alright”もよかったけど、わたしは中盤の”Mirrored Sea”〜”Cry Like A Ghost”の流れがすごく好き。良い意味で軽くて、真夏の気分になれるポップミュージック。
“アナザーワールド” – 禁断の多数決
邦楽部門。2012年のはじめにQuickJapanの松本亀吉氏の記事で彼らの存在を知ったのですが、何かと話題になりましたね。果てしないサブカル感と初期スーパーカー的な胸キュン感とよくわからない美大生感。
“Your Drums, Your Love (Friendly Fires Remix)” – AlunaGeorge
2012年は男女デュオ豊作の一年でしたが、わたしが一番注目しているのがUK出身のAlunaGeorge。とにかくボーカルの声がいい。あだっぽいのにかわいいハイトーンボイス。
原曲はもうちょっとR&Bテイスト強めだけど、このRemixの方がFriendly Firesのポップさが良い感じに混ざってて個人的に好きです。
“TRY UNITE!” – 中島愛
アニソン枠でいうとこれですかね(アニメ「輪廻のラグランジェ」OPテーマ)。作曲にRasmus Faberを迎えての、空へ向かっていくようなスペイシーな1曲。圧倒的にシェリル派のわたしですが、まめぐはやっぱり素晴らしいです。彼女の声って、透き通っているようで、ちょっとざらっとしているんですよね。ラ行(らりるれろ)の発音でそれが顕著にあらわれるのだけれど、超いいの。MVが話題になったlivetuneとの“Transfer”も良かったです。
2012年はyumもちょっと停滞気味だったので、今年はまた何か新しな方向を模索したいとメンバーと考え中です。最近みんな、どんな風に聴きたい音楽を探しているのだろうか。わたし、気になります!