天気予報は雨。今日は低山部で湖南アルプスに行く予定だったのだけれど、延期となってしまった。今回は新入りを連れて行く予定で、先週一緒に登山靴を買いに行った彼女に中止の旨を知らせたら、「慣らすために毎日登山靴で通勤してたのに!」なんて言っていて愛しいなあと感じた。久々に誰にも会う予定のない休日のはじまりだ。

Hedgehogでやっている、よしえの個展を見に行くことにした。見ている最中、いろんな人が「~を見て来たんです」「広島から旅行で京都に来てて~」と自分がこの場所に至った経緯を話していて、ああいいなぁと思った。

雨に濡れながら帰宅してお風呂に入り、達郎のサンソンを聴きながらいつの間にか寝てしまって、死んだ犬の夢を見た。夢の中でもわたしは昼寝をしていて、顔を間近に突き合わせてあの子も眠っていた。毛並みが美しく、鼻は濡れていて、まだ健やかだったときの姿だ。
目が覚めて涙が出た。もしかしてと思って振り返ってみたら、ちょうど亡くなった日だった。今日という日を選んで、会いに来てくれたのだろうか。

冷蔵庫にある材料でパスタをつくった。せっかく時間があるんだし、何か凝った料理にすればよかったなと後悔しつつ、録りためておいて手つかずだった「刀語」を観始めたらあまりに面白くてくぎ付けになった。西尾維新は戯言シリーズしか読んだことがないけれど、これなら読んでみたいかもと思い、3話まで観てストップすることにした。

歩いて本屋へ行き男性雑誌コーナーへ行くと、おしゃれな女性が4人、全員POPEYEを真剣に立ち読みしていて、かくいうわたしもPOPEYEをチェックしにきたのだけれど、「だよね!」って気持ちになった。女の方がシティボーイへの憧れって強いんじゃないか。

丁寧に珈琲を入れて、Kings of Convenienceを聴きながら積み本を崩す。短編を2冊読んだ。本屋で悩んで結局買わなかった古川日出男の新刊が結局忘れられなかった。明日もう一度見に行こう。

お風呂上がりに外に出たら、夏の雨の匂いがした。やっと衣替えした夏のパジャマで、おやすみなさい。