今日のオスカーで、カレン・オー(Yeah Yeah Yeahs)とエズラ・クーニグ(Vampire Weekend)が一緒に歌う姿を見て、これがわたしの好きなものの究極だと思った。
“The Moon Song”はスパイク・ジョーンズ監督作”her“の楽曲で、今回はアカデミー歌曲賞にノミネートされてのパフォーマンス。
大きな月に後ろから照らされて、寄り添うように階段に座る2人。ヒールを脱ぎ 赤いドレスを纏って 囁くように歌うカレンと、そのドレスに合わせた赤い靴下を足下から覗かせて アコースティックギターを鳴らすエズラ。その画があまりに素敵で、そこに究極を見たし、永遠を見た。
“her”は、ホアキン・フェニックス演じる主人公が、コンピュータのオペレーティングシステムの声に恋をするという話なんだけど、そのあらすじを聞いただけで、この楽曲に何度も出てくる “we’re a million miles away”という言葉が何倍も切なく甘く感じる。
“The Moon Song” Music by Karen O; Lyric by Karen O and Spike Jonze
I’m lying on the moon
My dear, I’ll be there soon
It’s a quiet and starry place
Time’s we’re swallowed up
In space we’re here a million miles away